日本骨盤臓器脱手術学会は安心で安全な骨盤臓器脱手術の普及を目指します。
今回、学会長を務めさせていただきました、埼玉医科大学産婦人科の岡垣です。約290人の参加をいただきました。ご参加・ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。骨盤臓器脱手術は5年後にどうなっているか全く予想がつかないという、医学の中でも特異な領域ですが、お互い情報交換してなんとか生き延びていきたいと思います。アジアの連携というテーマもまだまだこれから発展していくものと思います。次のIUGA
も頑張りましょう!
第11回日本骨盤臓器脱手術学会学術集会
会長:岡垣 竜吾
(埼玉医科大学産婦人科学教室教授)
第11回骨盤臓器脱手術学会お疲れさまでした。 国内で急速に広まった経膣メッシュ手術、TVMの正しい普及を目指して2007年に発足したTVM研究会が骨盤臓器脱手術学会として、その演題の大きな部分を腹腔鏡下手術関連の報告が占めるようになるとは創立メンバーの誰も想像しなかったことであり、この10年あまりのPOP術式をめぐる変化に驚きを禁じ得ません。この先、5年、10年でどのような波が押し寄せるのか想像もできませんが、より優れた手術を普及させ多くのPOP患者さんに届けるというこの学会の目的が術式の変化を要求していると考えれば、変化を恐れず、常に新しいトレンドを見極め、そして検証していくことがこの学会の使命ではないかと考えています。素晴らしい学会を主催していただいた、古谷、岡垣両会長に深謝いたします。
日本骨盤臓器脱手術学会 代表:竹山 政美
(第一東和会病院 女性泌尿器科・ウロギネコロジーセンター)
こんにちは、北九州総合病院ウロギネセンターの藤本と申します。 さる2017年3月11日(土)12日(日)に東京大学伊藤国際学術研究センターで開催された第11回日本骨盤臓器脱手術学会学術集会に参加してきました。
今回は、埼玉医科大学 岡垣 竜吾先生、防衛医科大学 古谷 健一先生の主催にてメインテーマを「アジアにおける骨盤臓器脱手術 未来のスタンダードに向けて」として開催されました。
私も第3回大会から参加させて頂いてますが、当初は研究会という集まりであったこともあり、参加者の皆様が会を盛り上げようという心意気がひしひしと伝わり、白熱した意見交換が繰り広げられ、楽しみにしている学会の一つであります。今回も期待に違わず大いに盛り上がりました。
前回からアジアンセッションが加わり、海外からのゲストプレゼンテーターも加わるようになり、最近の学会の国際化のトレンドに沿う形で今後益々発展していく予感がいたしました。演題の内訳をざっくり見てみますとLSC関連の演題が27題、TVM関連が20題、NTRその他が13題でやはりLSC強しという印象を受けました。以前の
TVM一辺倒の頃とは隔世の感があります。腹腔鏡下手術の特徴として手術視野の共有化、手術動画保存の簡便化があると思いますが、今学会でビデオセッションが中心であったことは、「より優れた手術の普及」に特化した会として非常に理にかなっており、エキスパートの方々の華麗なテクニックを拝見することができ、目から鱗のご発表が多く、非常に勉強になりました。また、懇親会、二次会も盛り上がるのが今学会の特徴であります。二次会ともなれば、各大学ごと、病院ごとに三々五々内輪で分かれるのが通常ですが、泌尿器科、産婦人科の垣根を超えて学会場では聞けないような話題も含めて酒を酌み交わしながら親交を深めることができました。今後もウロギネ領域のトレンドを肌で感じられるこの会に参加しようと心に誓い、大満足で帰路に着きました。
藤本 英典
(北九州総合病院 産婦人科)
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