日本骨盤臓器脱手術学会は安心で安全な骨盤臓器脱手術の普及を目指します。
骨盤臓器脱や尿失禁といった分野は泌尿器科(ウロ)と産婦人科(ギネ)の境界領域にあたり、ウロギネコロジーと呼ばれます。日本では、ウロギネコロジーという名前はまだメジャーではありませんが、ウロギネコロジー科を必要としている患者さんは女性の生涯罹患率の実に4人に1人とも言われており、中高年の女性には特に必要性の高い診療科です。
昨年3月よりここ第一東和会病院に移動し、ウロギネ診療の更なる発展に尽力しています。 私達ウロギネコロジーセンターチームは、この分野における第一人者である竹山医師を筆頭に、産婦人科医加藤、泌尿器科医鍬田の3名で構成されており、ウロとギネの両者が存在しているスペシャリストのチームです。診療範囲は尿失禁や骨盤臓器脱は勿論のこと、過活動膀胱や間質性膀胱炎といった疾患まで幅広く診断・治療を行っています。
手術の面では、骨盤臓器脱に対しては腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)にもTVM手術同様に力を入れており、良好な成績を収めています。直腸脱合併庄例に関しては、適応に応じて内視鏡外科センターと協力し、同時治療も行っています。毎月の手術症例も50例以上にのぼり、他院の手術の修復を始め、様々な症例に対応しています。(2015年3月下旬~2016年4月までの手術件数:LSC
120例、TVM 281例、TVT・TOT 117例、マンチェスター4例、膀胱水圧拡張術・その他38例) 本年7月からは骨盤底リハビリ外来も始まり、リハビリスタッフによる骨盤底筋体操の指導等も受けることが可能になり、より一層充実した診療内容を提供できることとなりました。
ウロギネコロジーに関わる疾患は、生活の質に大きく関わってくるため適切な治療が必要です。骨盤臓器脱(Pelvic Organ Prolapse:POP)を治してPOPな生活を♪!
また、第一東和会ウロギネコロジーセンターでは、毎週水~金に医師による無料電話相談も行っていますので、お気軽にお電話下さい(電話相談受付13時半~15時半)。
第一東和会病院ウロギネコロジーセンター長 竹山政美
〒569-0081
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医療法人東和会 第一東和会病院内
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